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メール・チャットでよく使う略語

「LGTMと返ってきたけれど、マージしてよいの?」「OOFはどんな状態?」。略語は、意味を知るだけでメッセージがぐっと読みやすくなります。ただし、短い表現ほど、対応範囲や確実さが省略されやすいことにも注意しましょう。

このページでは、よく使う略語を、意味・場面・省略しない言い方とセットで紹介します。自分が書くときは、相手に通じる表現かどうかも確かめましょう。

まず知っておきたい略語​

略語省略しない表現・表す意味日本語の意味と使う場面
LGTM
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
looks good to me
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
私が見た範囲ではよさそうです。レビューへの返事など
IMO
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
in my opinion
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
私の意見では。個人の提案や見解を示す
AFAIK
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
as far as I know
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
私が知る限りでは。知識の範囲に限りがあることを示す
ASAP
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
as soon as possible
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
できるだけ早く。対応を急いでほしいときに使う
EOD
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
end of day
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
その日の終わり・業務終了時。期限に使う場合は具体的な時刻とタイムゾーンを確認する
OOF
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
out of office
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
の意味で使われる表記
不在・すぐ対応できない予定。特にOutlookやExchangeの文脈で見る
OOO
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
out of office
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
不在。休暇や外出などの予定を伝える
FYI
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
for your information
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
参考までに。情報共有であることを示す
HTH
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
hope this helps
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
お役に立てば幸いです。回答や参考情報を共有した後に添える
FY
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
fiscal year
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
会計年度。組織によって対象期間や年度名の付け方が異なる
CY
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
calendar year
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暦年。1月1日から12月31日までの期間を表す
ETA
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estimated time of arrival
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到着予定時刻。開発では完了や復旧の見込みを聞く場合もある
WIP
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
work in progress
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作業中。まだ完成していないことを示す
TBD
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to be determined
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未定。これから決める事項を示す
TL;DR
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too long; didn't read
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長文の要約を示す見出しなどに使う

読み上げでは、略語の文字列と展開した表現をそれぞれ再生できます。略語を文字ごとに読むか単語のように読むかは音声エンジンによって異なり、実際の読み方のお手本を保証するものではありません。

LGTM:確認した範囲と、正式な承認を区別する​

LGTMは、コードや提案が「自分にはよさそうに見える」と伝える表現です。何を確認したかを添えると、相手がレビューの範囲を把握しやすくなります。

LGTM. I checked the error handling and the unit tests.

私が見た範囲ではよさそうです。エラー処理と単体テストを確認しました。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

ただし、LGTMだけで「すべての検証が完了した」「本番リリースを承認した」とは限りません。チームで正式な承認として扱うこともありますが、PRの承認操作や必要なテストなど、所定の手続きは別途確認しましょう。

HTH:回答や情報に「お役に立てば」を添える​

HTHはHope this helps.の略で、質問への回答や手順・参考情報を伝えた後に添えます。「これがお役に立てば幸いです」という気持ちであり、相手の問題が解決済みという報告ではありません。

The troubleshooting guide explains how to check the logs. HTH!

トラブルシューティングのガイドに、ログの確認方法が載っています。お役に立てば幸いです。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

I hope this helps. Please let me know if you need more details.

これがお役に立てば幸いです。詳しい説明が必要なら、お知らせください。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

HTHはくだけた略語なので、初対面の人や社外の相手など、通じるか不確かな場合はHope this helps.やI hope this helps.と書く方法があります。略語だけで返すより、回答の内容や次に確認できることを先に伝えるほうがわかりやすくなります。

文末の!は必須ではありません。口調や関係によって印象も変わるため、HTHを添えれば必ず丁寧になるとは考えません。チャットでの略語の使い方も参照してください。

IMOとAFAIK:意見なのか、知っている情報なのか​

IMOは、自分の意見を示す​

IMOは、提案や判断が個人の意見であることを示します。根拠も添えると、相手が検討しやすくなります。

IMO, we should keep this change small so it is easier to review.

私の意見では、レビューしやすいように今回の変更は小さく保つのがよいと思います。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

略語が通じるかわからない相手には、In my opinion, ...と省略せずに書く方法もあります。

AFAIKは、知識の限界を示す​

AFAIKは「自分の知る限りでは」と、把握している情報の範囲を限定します。意見を表すIMOとは異なり、情報が最新でない可能性などを含みます。

AFAIK, staging is running the latest version. I'll confirm the build number.

私が知る限り、ステージング環境は最新版で動いています。ビルド番号を確認します。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

as far as I knowは知識の範囲を示し、条件を表すas long asとは役割が違います。どちらも「限り」と訳せる表現の使い分けは、as long asとas far asの比較で解説しています。

不確実さを示すだけで、確認を終わらせない

リリース可否や障害対応など、正確さが必要な判断では、AFAIKで済ませずに確認先や次の行動を添えます。意見・推測・確認済みの事実を区別しましょう。

OOFとOOO:不在の予定を伝える​

どちらも、仕事の連絡ではout of officeの意味で使われます。特にMicrosoftの資料では、不在時の自動応答をOOFと表記しています。OOOも不在を示す表記として使われます。

OOFはOut of Officeの頭文字をそのまま並べた形ではありません。なぜOOOではなくOOFなのか、表記の背景が気になったら、Microsoft Exchangeチームの記事Why is OOF an OOF and not an OOO?も参考になります。

I'll be OOF on Friday and will reply on Monday. For urgent issues, please contact the on-call engineer.

金曜日は不在のため、月曜日に返信します。緊急の問題は当番のエンジニアに連絡してください。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

実際の連絡では、必要に応じて具体的な日付・タイムゾーン・復帰予定・代わりの連絡先を明記します。在宅勤務で通常どおり対応できる状態を、単に「オフィスにいないから」とOOFやOOOで表すのは避けたほうが誤解を防げます。

初めてやり取りする相手には、I will be out of the office ...のように省略せずに書くと、意味が伝わりやすくなります。

具体的な文面は不在メッセージ・自動応答で、事前の担当連絡は休暇・休職・復職と引き継ぎやチャットの不在投稿で確認できます。

ASAP:「いつまでに」を補う​

ASAPは「できるだけ早く」ですが、受け手によって「今すぐ」「今日中」「手が空いたら」と解釈が分かれる場合があります。文脈によっては強い催促にも聞こえます。

期限がわかっている依頼では、具体的な時刻と理由を伝えましょう。

Could you check the logs by 2 p.m. JST today? We need the results before deciding on the release.

本日の日本時間14時までにログを確認していただけますか? リリースを判断する前に結果が必要です。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

障害対応など本当に即時の対応が必要な場合は、ASAPと書いて待つだけでなく、チームで決めた緊急連絡手段を使います。

EOD:「その日の終わり」が何時かを確認する​

EODはend of dayの略で、仕事ではその日の業務終了時を指すことがあります。チーム内で締め切りの基準が共有されていれば、短く期限を伝えられます。

Could you send the test results by EOD today?

今日の業務終了までにテスト結果を送っていただけますか?

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ただし、EODが常に17時や23時59分を意味するわけではありません。どちらの地域の、何時までなのかが曖昧な場合は、具体的な日時とタイムゾーンに置き換えましょう。

Could you send the test results by 6 p.m. JST (UTC+9) on October 29, 2026?

2026年10月29日の日本時間18時までにテスト結果を送っていただけますか?

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相手の現地では早朝や前日になることもあります。勤務時間や夏時間も考慮した期限の伝え方は、メールの依頼例で紹介しています。

FYIとETA:共有なのか、返答が必要なのか​

FYIは情報共有の目印です。対応が必要なら、誰に何をしてほしいかを別に書きます。

FYI, the API documentation has been updated. No action is needed.

参考までに、APIのドキュメントが更新されました。対応は不要です。

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Just FYI, ...のようにjustを添えて、「ちょっと参考までに」「念のため共有します」と伝えることもあります。情報共有が主な目的であることを示す、くだけた言い方です。

Just FYI, tomorrow's deployment has been moved to 3 p.m. JST.

念のため共有しますが、明日のデプロイは日本時間15時に変更されました。

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justを付ければ必ず柔らかく、丁寧になるわけではありません。相手や文脈によっては注意や指摘にも聞こえるため、伝える内容を具体的に書きましょう。対応が不要であることを明確にしたい場合は、最初の例のようにNo action is needed.と添えます。

ETAはもともと到着予定時刻を表し、開発のやり取りでは修正や復旧の見込みを尋ねることもあります。見積もりであり、確約と同じではありません。

Do you have an ETA for the fix?

修正が完了する見込みの時刻はわかりますか?

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

We don't have a reliable ETA yet. I'll share another update in 30 minutes.

まだ信頼できる完了見込みは出せていません。30分後にあらためて状況を共有します。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

見込みが出せないときは、無理に時刻を約束せず、次に状況を伝える予定を示す方法があります。

FYとCY:会計年度と暦年を区別する​

予算、売上、ライセンス費用、年間計画などの話では、FYとCYを見かけます。どちらも年単位の期間を表しますが、同じ期間とは限りません。情報共有のFYIとも別の略語です。

FYは、組織が定める会計年度​

FYはfiscal yearの略です。会計年度の始まりと終わりは組織によって異なり、必ずしも1月から12月ではありません。また、年度名の数字が開始年を表すか、終了年を表すかも確認が必要です。

次は、FY2027を2026年4月1日から2027年3月31日までと定めた、架空の組織の例です。すべての組織に共通する区切りではありません。

Our FY2027 runs from April 1, 2026, through March 31, 2027.

当社のFY2027は、2026年4月1日から2027年3月31日までです。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

FY2027だけでは対象期間を判断できない場合、開始日と終了日を確認しましょう。

Could you confirm the start and end dates of FY2027?

FY2027の開始日と終了日を確認していただけますか?

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CYは、1月から12月までの暦年​

CYはcalendar yearの略です。CY2027なら、2027年1月1日から12月31日までを表します。

The CY2027 report covers January 1 through December 31, 2027.

CY2027の報告書は、2027年1月1日から12月31日までを対象としています。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US

たとえば上の架空の組織では、FY2027とCY2027は一部が重なるものの、異なる期間です。予算と実績を比較したり、集計データを依頼したりするときは、FYかCYか、何年か、対象期間はいつからいつまでかを揃えましょう。

WIP・TBD・TL;DR:途中経過と要約を示す​

  • WIP:作業中で、完成版ではないことを示します。レビューを求める場合は、今見てほしい範囲を添えましょう。
  • TBD:未定の項目に使います。担当者や決定予定も必要に応じて記載し、未定のまま放置しないようにします。
  • TL;DR:自分の長い説明の冒頭に要約を置く用途で使えます。相手の文章への返事に単独で使うと、「長くて読んでいない」と突き放した印象になる場合があります。読み手に合わせてSummaryと書く方法もあります。
WIP: input validation
Feedback on the error messages is welcome.

Release date: TBD
We will confirm the date after integration testing.

TL;DR: Keep the current API name.
The migration cost is higher than the expected benefit.

上から順に、「入力検証は作業中だが、エラーメッセージへの意見は歓迎」「リリース日は未定で、結合テスト後に確定」「要約すると、移行コストに見合わないため現在のAPI名を維持」という意味です。

使う前のチェック​

  1. 相手がその略語を知っているか。わからなければ省略しない。
  2. 自分の意見、把握している情報、確定事項を区別できているか。
  3. 依頼なら対象・担当・期限の日時とタイムゾーン、報告なら確認範囲や次の行動を補っているか。
  4. 正式な承認や緊急連絡を、略語だけで済ませていないか。
  5. FYやCYで期間を指定するなら、年度名と実際の開始日・終了日を共有できているか。

メールの依頼例やチャットのきほんで、実際の文章に組み込んでみましょう。

参考資料​